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これだけ!知っておきたい大学入試改革のキーワード10選

2020年から大学入試改革が始まる。

きっと、多くの人が耳にしたことのある言葉でしょう。

でも、実際に「何」が「どう」変わるのか。

そしてなぜ大学入試改革はなぜ「今」変わるのか。

今年の五月祭教育フォーラムでは「大学入試改革」からその実施決定に至る社会的背景まで掘り下げます!

そんなフォーラムの前に...

学生や社会人の方々、そして子育て中のお父さんお母さんにも

今だからこそ知ってほしい「大学入試改革」のキーワードをまとめてみました。

 

2020年から行われる大学入試改革。

「知識・技能」重視の現行の入試を

「思考力・判断力・表現力」や「主体性・多様性・協働性」重視にするための改革です。

◆高等学校基礎学力テスト

◆大学入学希望者学力評価テスト

◆大学別入学試験

これらの三大テストが導入されます!

 

【高等学校基礎学力テスト】

大学入試改革に伴い導入される三大テストの一つ。

高校学習内容の確認を主な目的とした試験。高校生の間に複数回実施される、「思考力・判断力・表現力」の基礎となる「知識・技能」の資質・能力をチェックするために行われるテストのこと。

いわば「高校生版全国学力テスト」のようなものです。

 

【大学入学希望者学力評価テスト】

大学入試改革に伴い導入される三大テストの一つ。

従来のセンター試験の代わりに設置される、大学を受験するための「資格試験」のことを指します。学力の三要素のうち「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に、向けて探求し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力」を測るために用いられます。

 

【学力の三要素】

学習指導要領でも基本理念とされている

「確かな学力」の三要素。

◼︎「知識・技能」

◼︎「思考力・判断力・表現力」

◼︎「主体性・多様性・協働性」

から構成されています。

2020年以降の大学入試ではこの三要素を問われる入試が多くなることが予想されます。

日本でも先駆的な入試が行われています!

 

【アクティブ・ラーニング】

生徒同士のグループワークや対話を重視した授業形態のことを指します。

ディスカッションやディベートが双方向の授業形式として挙げられます。

新学習指導要領にも明記されるなど、表現力や主体性、協働性をつける方法として注目されています。ただ教員にとっては難しい一面が....。

 

【反転授業】

家で映像授業を受け、学校では課題やディスカッションに取り組む授業形態。従来学校で学んでいたものを家で学び、宿題であった課題に学校で取り組むことが「反転」と言われる所以です。学ぶ内容を減らさずに対話型の授業を取り入れる方法として注目されています。日本でも先進的な取り組みとして反転授業を行っている学校もあります。

 

【生きる力】

学習指導要領でも基本理念とされている、「変化の激しい社会で生きる子どもたちに身につけさせるべき力」。

「確かな学力」

「豊かな人間性」

「健康・体力」

から構成されています。

もはや学力だけでなく、【人間性】や【健康】の分野までも能力として評価の対象になるのです。

 

【キーコンピテンシー】

【コンピテンシー】とは単なる能力のことではなく、技能や態度を含む多様な心理的・社会的な資源を活用して、様々な課題を解決する力のことを指します。

【キーコンピテンシー】とはその中でも

人生の成功や社会の発展にとって有益

さまざまな文脈の中でも重要な要求(課題)に対応するために必要

特定の専門家ではなくすべての個人にとって重要

といった性質を持つものが挙げられます。

 

【クリティカルシンキング】

クリティカルシンキングとは日本では“批判的な考え方”と認識されがちですが、本来の意味は他者の意見や飛び交う情報、自分の考えを客観的に考察し、物事の整合性を検証するような考え方のことを言言います。

新しい大学入試では、このようなクリティカルシンキングで物事むつを考えられる能力が重視されるようになります。

 

【知識基盤社会】

1996年の中教審で示された言葉。

新たな情報やパラダイムが国境を越えて急速かつ大量に生まれてくる21世紀においては、今まで以上に知性が大事になるとされています。この言葉は、そうした社会のことを指しています。

これからの社会では【知識・技能】をいかに活用できるかが重要な社会となっていくでしょう。

 

【三位一体の改革】

高校教育・大学教育・大学入試選抜の三つの改革を中心とする改革のこと。

その改革の中心には文科省が発表した「高大接続改革プラン」があるのですが、その中では学習指導要領の抜本的な見直し、アクティブ・ラーニングの充実、「高等学校基礎学力テスト(仮称)」、「真 の学力」を評価するための「大学入学希望者学 力評価テスト(仮称)」の導入などが提言されています。

 

いかがでしたか?

様々な社会的背景や時代の流れなどが複雑に絡み合って、そこから始まった大学入試改革。

その改革の全容もとても複雑になっています。

ですが、このキーワード10選さえ覚えておけば当日、フォーラムの面白さは何倍にも増すでしょう!

当日、スタッフ一同会場でお待ちしております。

 

◆五月祭教育フォーラム2017◆

大学入試改革!問われる新たな能力!

〜現場と家庭は何をすべきか〜

【日付】5月21日(日)

【時間】13:30〜16:30

【場所】東京大学本郷キャンパス法文1号館25番教室

【参加費】無料

【お申し込み】こちらのフォームにご登録ください

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